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Art

マルレーネ・デュマス展

気圧の高さでけだるい日曜の午後。
マルレーネ・デュマス-ブロークン・ホワイト展を観にいった。

彼女はポラロイドで撮った写真からも肖像画を描く。
静止画から起こしたものってはそれなりにわかってしまうものなのに、
撮るときや描いているときに対象への想いが強くあるからだろうか。
そこには温度があって表情があった。

たくさんのコラージュとドローイング。鋭く切なく柔らかい。
マルレーネ・デュマス、アフリカ生まれアムステルダム在住。くわえ煙草が似合うかっちょいい女性です。

***** マルレーネ・デュマス-ブロークン・ホワイト展 *****
会期:2007年04月14日~2007年07月01日
場所:東京都現代美術館
URL:http://dumas.jp

告知:平出 豊 作品展 "微音のすがた -Tone-"

来たる2007年10月6日(土)〜14日(日) 高崎市のギャラリーART Gにて、平出 豊 作品展「微音のすがた - Tone- 」を開催いたします。
案内状を郵送希望の方はこちらよりご連絡ください。

***** 平出 豊 作品展「微音のすがた - Tone- 」 *****
会期:2007年10月6日(土)〜14日(日)
場所:ギャラリーART G
URL:http://www.hiraide.info/tenrankai/

会期が一週間程となっておりますので、お見逃しなくどうぞ。
ギャラリーART Gは落ち着いた雰囲気の洗練された空間です。今回の新作彫刻も楽しみ!
ちなみに私は週末の13〜14日に訪問予定。
近くにお住まいの方もぜひお気軽に立寄りください。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

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Yokohama Boogie

横浜に戻ってきたら、あぁお休みが終わるんだなって現実に引き戻された残りの休日。
関内のZAIMYokohama Boogieを観にいく。

紹介してもらった関次俊雄さんの作品は古新聞で紡がれた「横浜波止場」。
写真はDominik Lejmanさんの「A Thin Line」。
1ルームにそれぞれの独立したスペースが割り当てられた贅沢な展示。15人それぞれが全く違う個性的な世界観で面白かったです。

昭和初期に建造されたZAIMは外観もかっこいい。1階のカフェでゆっくりお茶して帰る。

* HATCH ART企画vol.3 YOKOHAMA BOOGIE UNDER THE INFLUENCE展 *
会期:2007年9月14日(金)~30日(日)
場所:ZAIM別館2,3F
URL:http://yoko-boogie.jugem.jp/

平出 豊作品展 "微音のすがた -Tone-"

朝、小雨の湯沢を散歩。霧が立ちこめている山を後にして関越で高崎まで。
ART Gで開催されていた平出 豊作品展「微音のすがた -Tone-」を観にいく。

当個展の作品を一部掲載しましたので、ぜひご高覧ください。

彫刻家 平出豊 Special Web Site/Exhibition1970-2007:http://www.hiraide.info/special/
(※作品名は追々掲載予定です。大変恐縮ですが今しばらくお待ちくださいませ。)

ほぼ新作という見応えのある展覧会。
今までにない朱色が際立つ絵画は頭の中で踊り、生命を持ったまま生まれ変わる石や木たちは時代を越えて思いを巡らせてくれたし、
角度や距離や音によって様々な表情を見せる彫刻からは光や声が届く。一つの絵本のような空間でした。
上の写真は一番私が好きな作品。

いつものように3人でお茶をしたくて待っている間、
近くに散歩にいっておいで、との言葉に近くを歩いていたら思いがけず見つけた神社で澄んだ青空を見た。
午前中の天候が嘘のよう。揺れる大樹の枝葉に包まれて気持ちよかった。
お土産の栗ごはんもとても美味。

何気ない日常が私にはとても愛おしい。
それまでの緊張はどこかに消えた、優しく充実したお休みの日。

新春展'08:鼠

毎年恒例の干支にちなんだ平出 豊氏プロデュースのインスタレーション、今年は鼠です。
昨年の猪はこちらからご覧ください)

今回は慌ただしく、残念ながら特別イベントまでは参加できなかったものの、
毎度ながら面白い発想に感心。ふわふわの雪に小さなネズミさんたちがかくれんぼ。

スタッフの方たちが和菓子を持たせてくれたり、いつも会う方に「もっと早く来いよー」と怒られながら、
暖かい気持ちももらって、お正月を後にする。

来年はまたゆっくりお邪魔します。

* * * NTT ユーホール 新春展 * * *
会期:2007年1月4日(金)~8日(火)
   2007年1月6日14:00〜新春端唄コンサート
場所:YOU HALL(NTT東日本 群馬支店)

告知:講座「古代の金工の魅力」

3月16日14時より、前二子古墳石室復元市民プロジェクトの「馬具制作」完成記念に伴い、
平出豊氏が「古代の金工の魅力とその素材の周辺 −私の彫刻へのかかわり−」と題した講座を開催いたします。

昨年は観音塚考古資料館のワークショップで、弥生時代の手法から学んだアクセサリー作りを体験しました。
「手を動かしてみて学ぶ」という豊氏らしい、参加者皆が楽しめる内容でした。(写真はワークショップの完成品)
今回も「造る」ということがどういうことなのか、改めて考えるきっかけになりそうな予感。私もぜひ拝聴したい講演です。

昨年開催された "微音のすがた -Tone-"に続き新作の彫刻も一部ご覧いただけます。
直前のお知らせになってしまいましたが、お近くの方はぜひお気軽にお立ち寄りください。

*** 前二子古墳石室復元市民プロジェクト「馬具制作」完成記念講座 ***
会期:平成20年3月16日(日)
URL:http://www.hiraide.info/tenrankai/magu.html
場所:前橋プラザ - 元気21 - 3階ホール[無料]

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生誕100年 東山魁夷展

2年前「美の伝統展」で観た東山魁夷の「青い谷」が忘れられなくて、生誕100周年の展覧会に行ってきた。

場所は国立近代美術館。スケッチを含む150点もの作品を堪能。
昨年、同じく生誕100年で観た靉光の作品とは対照的な絵。もちろん人柄も優しく素晴らしい才能を持った人だったのだろうが、
同じ状況下、戦前後であるにも関わらず余裕のある暮らしぶりもうかがえる。

初期の作品はとても滑らかで流れるような細いタッチ。個性の確立を築いていく様がわかる展示の仕方が面白かった。

「残照」のゆっくりと変わっていく空のグラデーション。
ポスターにも掲載されていた「花明り」は、いつか見た月暈に照らされて、輝くしだれ桜がとても幻想的。
他の作品にも言えるが「冬華」「白夜光」は、脚色された光の具合がとてもロマンティック。

「若葉の季節」の緑の多様さ。同じ風景画でも人や生き物がほぼ存在していない魁夷の絵にはいつも静けさがある。

長野の山「山の雲」も、墨で描かれた中国「灕江暮色」「群れ立つ石峰」も、何より霧と雲が素敵。
それに包まれた山や海に、時の流れが生まれていて、まるで絵の中に入って風景に溶け込んでしまったような気がする。

フライブルグの夕暮れとされる「晩鐘」、オーストリアのクレームスを描いた「坂道の家」が、夜明け前のプラハの街並みと似ていて、恐れ多くもいつか私もあの場所を形にしてみたいなぁと思ったり。
期待どおり切り取った時間を観れたうえに、意欲ももらえた展覧会でした。

そうえいば美術館と映画館は少し似ている。
既に見ていたはずの風景が作品に色づけされて、ふわふわと不思議とな気分になるのがとても心地よい。
月さえもいつもと違って見えるのだ。

会期はあと1ヶ月半。魁夷の作品は長野の信濃美術館香川のせとうち美術館でも観れるようです。

* * * 生誕100年 東山魁夷展 * * *
会期:2008年3月29日(土)〜5月18日(日)
場所:東京国立近代美術館
http://higashiyama-kaii.com/

ウルビーノのヴィーナス展

ここ最近はバリバリ稼働中。夜昼なく忙しない日々が続いてます。

記事は先月。小雨の降る土曜、ウルビーノのヴィーナス展を観にいった。
神話ごとに区切られた展示。1つの神話をたくさんの画家が、様々なシーンで切り取って語る。
・角柱にもたれるヴィーナス
・日本初公開のティツィアーノのウルビーノのヴィーナス、キューピッド・犬・ウズラを伴うヴィーナス
・カラッチのヴィーナスとキューピッド
・ヴァザーリの2羽のハトに曳かれたヴィーナスの凱旋車
・ラファエッロ・ヴァンニのキューピッドを鎮める「賢明」
なんて滑らかで、繊細で、冷たい。
時代背景なのかな、光に見立てた女神やキューピッドの隣には常に陰。

カメオに群がる人々を背に、相変わらず書物の虜。
流れるようなスクリプト書体と、装丁や挿絵の金箔押しの使い方がとても素敵。
左右対称にハルピュイアの注ぎ口がついた水差しもかっこよかった。インディージョーンズで出てくるような聖杯にもドキドキ。
中でもアレッサンド・アッローリの素描はやばかった。細いペンと裏打ちされた紙。
現代のキャラクターで存在したらどんなに興奮するだろうな。

それにしても神話といえど、恋して傷ついたり、欲のために争ったり、人間臭さたっぷりなのがおかしい。
敢えて現実に近くづけることで、神の存在をより近くに感じたのか。戒めなのか。
アトリビュートの意味と同じように、絵そのものがメッセージ。
思っていたよりもお話の中にぐいぐい入れて、蘊蓄を知ればしるほど面白い、ならではの展覧会でした。
普段より女性客が圧倒的に多かったのも印象的。

ところで上野もリニューアルされて、駐車場に出るルートが随分便利になった。
激楽しみなコロー展は来週から。上野の森美術館では最後のマンガ展、藝大美術館ではバウハウス。早め出発して寄りたいところ。

***** ウルビーノのヴィーナス展 *****
会期:2007年3月4日~2007年5月18日
場所:国立西洋美術館
URL:http://www.venus2008.jp/



モディリアーニ展

会社帰り、駆け込みでモディリアーニ展。

ラクガキのようなスケッチに始まって、名作の油絵まで。
現実離れしているのに、どこかで会ったような人たちばかり。
とても人間らしく感じるのは、表情だけでなく、対象人物の心中や暮らしぶり、人生が写し出されてるから。
本質に加えて彼の思いも反映されている肖像画は、時に悲しく、汚く、とても穏やか。
似顔絵のようで見ていて楽しい。
師匠に「写実なんてなんの意味もない」と言われたことがあったけど、こういうことなんだ、と実感。

いつものように気に入った作品をメモ。
「ベアトリス・ヘイスティングス」、愛嬌いっぱいの「ディエゴ・リベラ」、「女の肖像(マリー・ローランサン)」、可愛く気品高い「黒いドレスの女」、それと対照的な表情の「女の胸像(カフェ・コンセールの歌手)」、「珊瑚の首飾りの女」、「レオポルト・ズボロスキ」、「赤毛の若い娘」、「ジャンヌ・エピュテルヌ」彼女を描く絵はいつも優しい。
青と緑とオレンジの使い方も素敵でした。

私が今、モディリアーニに肖像画を描いてもらう機会があったら、どんな顔をしているんだろうか。
完成した絵が理想の表情であるように、生き方も見つめていかないとね、そんなことを思いながらいつもの電車に揺られた。

***** モディリアーニ展2008 *****
会期:2008年3月26日(水)~6月9日(月)
場所:国立新美術館
URL:http://modi2008.jp/



アンティエ・グルメス展

とんぼ返りで実家帰省。
アンティエ・グルメス展に行く。
久しぶりの中之沢美術館。赤城山の森の中にある素敵な空間です。

新潟在住のドイツ人であるアンティエさんの作品はとても女性らしく繊細なおとぎの国の世界。
深い水色の中に彼女の世界が広がっていく。
2階の展示には卵の殻や石にペイントされた動物たち。絵本を読んでいるみたい。

この日は美術館の会員交流会の開催日。
着いた時にはちょうど、ちづこさんのシャンソンライブ中。とっても気持ちよさそう。
鎌に焼き物に手芸品にお菓子。たくさんの両親のお友達たちが笑顔で声をかけてくれて嬉しくなった。

ご近所の不思議なお宅にも散策。

手作り石窯いいなぁ。

緑と太陽をいっぱい吸い込んで。
追い込み前のつかの間の休日、癒してくれてありがとう。

***** アンティエ・グルメス個展 -内なる旅- *****
会期:2008年4月13日(水)~6月29日(月)
場所:中之沢美術館
URL:http://www13.plala.or.jp/nakanosawa/



木村 明ガラス展

前橋で、木村 明氏のガラス展を観てきた。
どっしりとした頑丈な佇まいに優しいディティール。人柄そのもの、だと思う。
エントランスに展示していた作品の奇麗な発色に見とれました。
こちらは許可をいただいて撮影した翼のある花器。

素敵な一夜漬けガラスとタンブラーと迷いつつ器を1つ購入、個性的な曲線のサラダボウルも買ってもらった。
透き通ったお皿はきっと夏を涼しくしてくれる。お料理するのが楽しみ。

木村さんの作品はいつか揃えたいキッチン用具の1つ。
大事にしているプレゼントに仲間入り。少しずつ増えていくといいなぁ。

***** 木村 明ガラス展 *****
会期:2008年6月21日(土)~29日(日)
場所:ノイエス朝日 スペース1・2
URL:http://www.neues-asahi.jp/



告知:高崎市美術館彫刻展「彫刻をめぐる空間」

6月21日より「高崎市美術館彫刻展 彫刻をめぐる空間3次元 Three Dimensions」が始まりました。
著名な彫刻家さんたち19人の作品が、2期3ヶ月に渡り、高崎哲学堂とその庭園に展示されます。

作家:木内 克/高田 博厚/本郷 新/中島 浩/菊池 一雄/柳原 義達/分部 順治/佐藤 忠良/舟越 保武/向井 良吉
/建畠 覚造/下田 治/岩野 勇三/田中 栄作/吉田 光正/和南 城志/深井 隆/平出 豊/茂木健一

哲学堂は、高崎駅から徒歩3分の場所にある、
旧井上邸としてアントニン・レーモンドが建築した趣きのある建物です。
私も数年前に一度訪れたことがあるのですが、
木造の工夫された造りや、光と影が入り交じる空間から望む庭園に、とても興奮したのを覚えています。
早いものでもう7月。これからの暑い季節に、ぜひお散歩がてら涼みに行ってみてください。

** 高崎市美術館彫刻展 彫刻をめぐる空間 3次元 Three Dimensions **
第1期:2008年6月21日~8月10日/第2期:2008年8月12日~9月21日
会場:高崎哲学堂/主催:高崎市美術館
URL:http://www.hiraide.info/tenrankai/




さらに、
当展覧会イベントの一環として、彫刻家 平出 豊を講師に迎え、ワークショップを開催します。
銅を材料に、ネックレスの手作り体験ができます。
象るのはご自分の星座!もちろんお好みのモチーフを考案していただいても大丈夫。
出来上がった作品は、ご自身だけのオリジナルアクセサリーとしてお持ち帰りいただけます。
私もなんとか頼んで潜入を計画中。お気軽にご参加ください。
(※定員が集まり次第、締め切りとなりますので、お早めにお申し込みください)

***** 銅でアクセサリー教室(講師:彫刻家 平出豊) *****
会期:2008年9月21日(日)
会場:高崎市立南公民館
URL:http://www.hiraide.info/tenrankai/3d_acce.html



更新ついでに、彫刻家平出 豊ウェブサイトのトップページもリニューアルしました。今後ともよろしくお願いします。

コロー展 光と追憶の変奏曲

熱い語りを聞いて以来、とても楽しみにしていたカミーユ・コロー展。
もう、失神するくらい酔いしれてきました。

今回話題になっているのはモナリザだけど、私が興奮した作品のほとんどが風景画。
チヴィタ・カステラーナの岩々、オーベルラントのスイス女性、ティヴォリ、ヴィラ・デステ庭園、
フォンテーヌブローの森のアプルモン峡谷、ヴィル=ダヴレーの池、海辺の村、傾いた木、身づくろいをする若い娘、
水浴するディアナ、青い服の婦人、サン=ルーブルの道、モルトフォンテーヌの想い出。
雲や水面はもちろん、逆光や夕暮れ後をあんな風に描けるなんて。衝撃だった。

旅の記憶を頼りに描くとき、リアルな地形よりも叙情性を大事にしていたと書いてあった。
全体の印象をより忠実に表現するために、後から存在していなかった男の子を足した作品もあった。
現実に控えめに色づけされた心象風景。

だけど、彼にとっては目に焼き付いた記憶そのものなんだろう。
尊いものや愛しいものを目を細めて、幸せな気持ちで眺めているときのように、
切り取られた1シーンが、輝いていて。まるで遠くから見守っているような絵が多いように思う。

どっぷり浸かり過ぎてバウハウスに行く余裕もなく。ハシゴを断念した代わりに、不忍池のおでんで一服。
淀んだ水面に浮かぶ緑に、マティスの金魚が重なった。

素敵な絵ほど、技法やら構図やら造る側の目線で観てみようと試みるのだが、
素敵な絵ほど、それは適わない。
ただただ絵として観てしまう。気づいたときには世界の中に引き込まれてしまっているのだ。

そんなことを改めて思ってしまうほど魅力的な絵画ばかり。
モネ、シスレー、ピカソなどの作品も、同じモチーフをテーマに並べられていたりして豪華な展示でした。

***** コロー 光と追憶の変奏曲 *****
会期:2008年6月14日(土)~8月31日(日)
場所:国立西洋美術館
URL:http://www.corot2008.jp



彫刻をめぐる空間[第1期]

風の通りが気持ちのいい午後、
さっそく高崎市美術館彫刻展「彫刻をめぐる空間」に行ってきた。

哲学堂の門をくぐると、正面玄関に1980年代制作の大型作品が展示。窓の奥に小さく見えるのが庭園です。
目線には様々な緑、足下には落ち葉がカサカサと急ぎ足。

1枚目の裏側にあたる土間。
撮影は自粛したけど、建物の中がほんとに素敵なんです。(ここで少し見れる)
麻布自邸がなくなった今、レーモンドの自邸と同じ造りが見られるのは哲学堂だけらしい。

中には2006年作「るり」がありました。豊氏の作品は2期に渡り、それぞれ違う作品が展示されます。
舟越保武さんの作品「原の城」は、いつか等身大のものを見てみたいなぁ。
岩野勇三さんの「吹雪」も世界観が好み。

観覧無料なうえに駐車券の発行+パンフレットも貰えるというなんとも太っ腹な展覧会。
さすが市営美術館主催の企画展です。2期目も行くぞ。
梅雨の曇り空続きの平日を忘れてしまうような夏日。3人でのお茶タイムもあり、すっかり癒された週末でした。

フランスが夢見た日本

「フランスが夢見た日本」を観に上野まで。
テーブルウェアに焦点をあてた企画ということでお皿ばかり。フルーツ皿やテーブル・セッティングが再現されたコーナーが面白かった。

同時に展示されていたのは元絵になった北斎や広重の浮世絵。無数の魚や植物のデッサンに圧巻。
よく言えばジャポニズムだけど、簡単に言っちゃえば日本版画のマネなわけです。
それでもトリミングの仕方やモチーフの選び方に作者の持ち味があるのを見ていたら、
丁寧に自分なりの手法で憧れを表現するってすてきなことだなって、思った。敬意って目に見えるんだな、と。

ところで、マネのマネが世界をとる、と言っていたのは20世紀少年。
黒幕の謎が解けて勝手に興奮していたのは冬の頃。映画は大丈夫なんだろうか。
キャストを見るとフクベエ、ヨシツネ、ヤマネ辺りの演技が気になる。
そういえば先日PLUTO豪華版も大人買いしてしまった。(単行本持ってるのにもかかわらず)浦沢直樹は最高です。

話がずれましたが・・、平成館で開催中の巨匠たちの日本美術も見応えがありそうですよ。

*** 日仏交流150周年記念 オルセー美術館コレクション特別展
フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重
***
会期:2008年7月1日(火)~8月3日(日)
場所:東京国立博物館 表慶館1階



エミリー・ウングワレー展

エミリー・ウングワレー展を観に国立新美術館へ。

モネやソニア・ドローネの主題がが純粋に「色彩」であるならば、
彼女の主題は生涯を通して描いた「故郷」...
とあるように、120点あまりの作品はほぼアルハルクラにあるものだけで語られる。

高さ10mもある絹にろうけつ染めされた「O-3の無題」からは輝きが降ってきて、
D-22のアルハルクラと23のカーメ、C-9の大地の創造は緑と風と赤土のにおい。
同じ風景でも時間帯や季節で色が変わっていくのがわかる。
故郷というたった1つの場所に、無限の夢を見ていたのだろう。

晩年の作品を観た後、6分間のドキュメンタリーを見ていたら涙が出た。
だって普通の生活そのものだったから。
かっこつけるわけでなく語るわけでもなく、ただの生活だったから。
とても尊い何でもない日々。

絵の前にじっと立つと、蒸し返るような暑さと心地よい風と、どこまでも広がる大地が見えた気がした。
エルトンジョン、ジェームスモリソン、アンルイスとか。個人所蔵が多かったな。
とても、よかったです。

*** アボリジニが生んだ天才画家 エミリー・ウングワレー展***
会期:2008年5月28日(水)~7月28日(月)
場所:国立新美術館
URL:http://www.emily2008.jp/



Vivienne Westwood Opus展

平日の昼休憩にZEL CAFEでヴィヴィアン展を観てきた。
「The Vivienne Westwood Opus」というファッションブックを記念しての展覧会だったのですが、
本自体のお値段は36万7500円。うひょー

有名モデルや俳優の他に、息子たちのポートレートも。25㎏もある重い原本は、白い手袋をつけて観覧できます。
そういえば森アーツセンターギャラリーでの展覧会は2年半前のこと。500点の衣装に大興奮だった。
改めて思ったのは、靴のデザインはピカイチだってこと。
10日前にサマソニで観たSex Pistolsとの昔話を妄想してみたり。
男前な大胆さは健在だったけど、可愛らしさが更に増した気がします。

テラス席で食べたサンドウィッチセットのクロワッサンもおすすめ。

*** ヴィヴィアン・ウエストウッド オーパス展***
会期:7月19日(土)~8月24日(日)
会場:ZEL CAFE/GALLERY
URL:http://openers.jp/culture/c_news/c_news080725.html



小林純子 個展

旧軽のKIGIギャラリーにスペインを観にいく。
手作りのガスパチョを飲みながら観る、一面に広がるひまわりと青い空。

小さい頃遊んでもらったまま、ピンクのドレスが似合う純子さん。
全然変わらないその生き方と笑顔に会えて嬉しかった。

いただいた絵もずっとずっと大事にします。
きっとセビリアに遊びにいきたいな。

*** セビージャ日記「春」第11回 小林純子 個展(顔彩) ***
会期:7月19日(土)~8月24日(日)
会場:KIGI GALLERY&Studio
URL:http://www.ne.jp/asahi/kigi/art/

源氏物語の1000年

横浜美術館は8年前に行った中国文明展ぶり。
今回は源氏物語を観てきました。
前半はほとんど書物。昔の人が生んだ書体って、すごく日本人の良い部分が出ていると思う。柔らかくて背筋が通っていて。
巻物から絵巻、そして版。庶民に浸透する手段の要として印刷技術の発展を絡めた展示が興味深かった。

色が素敵だったのは源氏物語図初音・白氏文集切・源氏物語図屏風・源氏物語図橋姫・源氏香図。
惚れたのは金峯山出土品の1つ、蹴彫された銅の蔵王権現立像御正体。
貝合せも奇麗でした。カラカラ音がして紙よりも色っぽく遊べそう。

1000年前の恋のお話。というとすごくロマンチックな気がするけど、
人の恋なんてきっと痛くて欲深くて楽しくて、今と変わらないんだろうな。
百人一首のような人物紹介といい図録見てるだけでも飽きない。
てか物語自体がわかってないので、先にあさきゆめみしを読みます。(漫画です)

ところで、今年の秋は横浜が熱い。
横浜トリエンナーレ2008黄金町バザール(なぜ黄金町!)、なんとか1日確保したいところ。

*** 特別展『源氏物語の1000年 -あこがれの王朝ロマン-』 ***
会期:8月30日(土)~11月3日(月)
会場:横浜美術館
URL:http://genji1000.jp/

銅でアクセサリー教室

高崎市美術館が主催する彫刻展のイベント"銅でアクセサリー教室"に参加しました。
agataと相方と3人。とんてんかんてん。講師平出豊氏のもと、切ってたたいてけずる。

今回はあまりに出来が悪かったので自分の分は掲載自粛。(ちなみに前回、観音塚古墳金工のワークショップで作ったものはコレ
agataと相方の出来が素晴らしかっただけに、もう不甲斐ないったら。
他の参加者の方も皆さん器用でした。ちゃんと時間とって造り直したい。うぅ
でもやっぱり手を動かして物を作るのはとても楽しいです。
それから今回の失敗で思ったこと。どんな作業でもイメージを明確に描く工程を惜しまないこと。

こちらはワークショップの直前に早足でまわった彫刻をめぐる空間の第2期。
早起きして出かけた関越とおてもやんもハッピー。もんじゃはベビースターなことがわかりました。
遠くまで来てくれてありがとう!

*** 高崎市美術館彫刻展 彫刻をめぐる空間「銅でアクセサリー教室」 ***
会期:2008年9月21日(日)
会場:高崎市立南公民館
URL:http://www.hiraide.info/tenrankai/3d_acce.html

告知:崩・彷・放 - 平出 豊展

すっかり秋。ふとした晴れ間が描く、いわし雲に癒される季節です。
さて、来たる2008年11月29日(土)~12月7日(日)前橋市のノイエス朝日にて、「崩・彷・放 - 平出 豊展」を開催いたします。

***** 崩・彷・放 - 平出 豊展 *****
会期:2008年11月29日(土)~12月7日(日)
会場:ノイエス朝日 スペース1・2
URL:http://hiraide.info/



「月ふたつ星ひとつ」をはじめ、新作の彫刻も展示予定。
会場は前橋ICから約5分、17号沿いになりますので、近くにお住まいの方はぜひのぞいてみてください。
なんとも興味の引く展覧会名に私も楽しみ。ご都合がつきそうな方は、ぜひ一緒に行きましょう。
作者にかわって、皆様にお会いできますことを心より楽しみにお待ち申し上げます。

更新ついでに、またまた彫刻家 平出 豊ウェブサイトのトップページもリニューアルしました。今後ともよろしくお願いします。

思索する手

ご案内をいただいて、YOU HALLの企画展「古代現代2009 思索する手」に行く。

高崎市観音塚考古資料館の収蔵品と、彫刻家 平出 豊をはじめ現代造形作家6人の作品を同時に展示した面白い試み。

縄文〜古墳時代の発掘物が資料館の外に出るのは、めったにないこと。
とても細かくシンプルなそのデザイン性にただ圧巻するばかり。
身の回りにあるものを使い文様をつけた土器を眺めていると、
手作りということを改めて考えさせられるのです。

そんな数千年前の人々が暮らしのために作ったものの隣に
感謝と尊敬の思いを馳せて、今も変わらず手を動かし続ける現代作家の作品が並ぶ。

「造形とは、人間の手と心がいっしょに動き出す瞬間に生まれるもの」(※YOU HALL案内状引用)
1つ1つの作品に空想を抱きながら眺めていると、
観客の一人である私もまた、思いを馳せることができる。

夢見心地になる不思議な空間でした。

ハラミュージアムアーク

実家帰省したついでに、3人で伊香保のグリーン牧場にある原美術館へ。
赤城山を覆う青い空に薄い雲がさざめく春の日。
少し冷たい風に水面がきらきら、羊がもふもふ。



美術館には「青磁下蕪花瓶」のような国宝があると思いきや、現代作家の作品があったり。
イサムノグチ、アラーキー、草間彌生の作品など・・・
1点ずつ宝ものを寄せ集めたような美術館で、楽しかったです。
他には束芋さんの「真夜中の海」というミラーを使った部屋や杉本博司さんの写真にインスピレーションを受けました。

それから四川飯店でお気に入りの担々麺を食べて、伊香保温泉に入った。
つかの間の休日だったけど、ここのところ自分が思っていた以上に緊張感をもって過ごしていたせいか、
カメラに向けた顔は子供のように嬉しそう。
贅沢をしたいわけでもなく、多くを望むわけでもなく。
ただこんな日が過ごせればそれでいい。大好きな人と過ごす時間があればそれでいい。

私の一番の栄養補給。

阿修羅展

6月のはじめ、阿修羅展に行ってきました。
平日にもかかわらず噂どおりすごい列。2時間並んでようやく会えた仏像たち。
十大弟子像の柔らかい表情に、八部衆像の個性。話しかけてしまいたくなるような顔立ち1体1体に魅入る。

1300年も前に作られたとは思えないくらい精巧なつくり。
実は人間はこの頃から大して進化してないんじゃないかとすら思う。
水晶などの鎮壇具から、色んな発見とともに全て楽しめました。

久しぶりに家族と上野で待合せて、みんなで関越から帰った。
この数日後、阿修羅像も奈良に帰っていったみたい。下道で長い時間、きっと疲れるだろうなぁ。なんて話しつつ・・
少し風の強い日、幸せな1日でした。

*** 興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」 ***
会期:2009年3月31日(火)~6月7日(日)
会場:東京国立博物館 平成館
URL:http://www.asahi.com/ashura/

Infinity∞ 身体のゆくえ

写真を見て、はじめて泣いた。
まるで絵を描くときに、目を凝らして見つめるように。
こんなにも被写体に存在した時間を映せるものなんだ、と初めて知った。

その日の群馬の森は、雲のない水色の空の下。遠くの方で小さい子供たちがかけている。
ベンチに3人で腰かけて、ジョアを飲みながら、平和な光景を眺めて心地の良い風に包まれる。
この何でもないような休日の風景がどんなに幸せなことか、と幾度でも噛み締めて思う。

共感でも同情でもない。
私は決して理解などしない。
ただ痛いほどに写真の向こう側が見えたのだ。
だから、せめて今私にできること、
想う気持ちに精いっぱい素直でいたい。

石内都さんのmother'sという作品、機会があったらぜひ一度見てみてください。

*** 石内都 Infinity ∞ 身体のゆくえ ***
会期:4月25日[土]-6月14日[日]
会場:群馬県立近代美術館
URL:http://www.mmag.gsn.ed.jp/exhibition/ishiuchi.htm

ついでに福沢一郎大パノラマ展、常設展のピカソの版画、歴史博物館で平成群馬の名宝展も観た。
数日前に阿修羅展を観たばかりだったこともあり、以降の時代や地元でどんな仏像が作られていたのかを楽しめました。大充実。
今やってるハニワ展も面白そうです。

*** 平成群馬の名宝展 ***
会期:平成21年4月25日(土)~6月14日(日)
会場:群馬県立歴史博物館
URL:http://www.grekisi.gsn.ed.jp/03a.html

天目 惠展 - 風のかたち -

天目 惠さんの個展「風のかたち」を観ました。
どこまでも広がる白い世界に無数の星が瞬く。
澄んだ絵に、優しい気持ちをもらった展覧会でした。

会場では20年ぶりの嬉しい再会もあり。
小学生の頃に何度か行った家族ぐるみのキャンプ。テントの中、ガチでUNOをやった記憶は今でも鮮明に思い出せます。
お互いすっかり大人になっちゃったけど、飯でも食べに行きましょう。

*** 天目 惠展 - 風のかたち - ***
会期:2009年6月20日(土)~6月28日(日)
会場:広瀬画廊
場所:群馬県高崎市片岡町

大埴輪展

お盆休み2日目。父の薦めで、群馬の森へハニワ展を観に行きました。
ハニワというと、子供の頃見てたはにまる王子を思い出すくらいで、地味な印象があると思いますが、
馬に、鳥や犬、大きいものでは船や家まで。着飾った巫女だったり、お相撲さんだったり・・・
顔真似をしたくなるくらい様々な表情のキャラクターが並んでいて、予想以上に面白い。

群馬(昔の上毛野国)は古墳の数がとても多く、出土したハニワの量も日本一だったそうで。
もともと災害も少ないし、父が言ってた住みやすい証拠だね、というのにも納得。
近代美術館で展示されていた国宝の「挂甲武人埴輪」や重要文化財から始まり、
300点ほどの展示はとても見応えがありました。

今では考えられないような権力者というものへの服従精神は解らないけど、
1つ1つの表情を見る度に、
昔の人が、誰かに向けて「自分の代わりに、どうか守ってください」と祈りを込めて作った・・
その純粋な気持ちが伝わってくるほど、
個性的な面持ちにうっとりしたのでした。

群馬の森は、今日もいいお天気。ママと弟と3人。じっくり観賞後は、トンボの舞う芝生で一休憩。

帰り道では、大きく羽を伸ばした夕暮れを見ました。ビルがないと空が広くていいなぁ。

*** 国宝 武人ハニワ、群馬へ帰る! ***
会期:平成21年7月4日(土)~8月30日(日)
会場:群馬県立歴史博物館/群馬県立近代美術館
URL:http://www.grekisi.gsn.ed.jp/03b.html

越後妻有 大地の芸術祭

週末1泊2日で、雪山レイブで一緒のmikiとその戦友たち、合計女子4人で越後妻有アートトリエンナーレツアーに。
・・の予定だったのですが、
あまりの忙しさに気の済むまで仕事をやっつけて、1人遅れての参戦。

結局、夜からの合流になり、私の1日目は食って寝るだけ。
・・という状況下で道中、真っ暗な山道でへこたれそうになったけど、
ライトの先に見たうさぎとウェルカムな乾杯で元気に。

宿は松之山温泉にある旅館ひなの宿「千歳」。山里懐石をいただく。目的の夜の語りとくつろぎができて一満足。

朝8時起き。半日しかないので松之山&松代エリアをまわる。まずは美人林で、森林浴。

きのこ。

こしひかり。

と、団体行動できない身勝手者に、みんながお土産に持ってきてくれたせみ(の抜け殻)。

棚田に広がる帆。ポーランド出身のスタシス&コウォジェイスキ/ヴィタシェフスキの「訪問者 」。

前に中丿沢美術館でも観たアンティエ・グルメスさんの「内なる旅」。
森を鏡にして自分自身を写し出す。子供がわーわー泣いてたのが印象的。

その後、一番上の写真にある「福武ハウス」に。廃校になった小学校を舞台にした展示スペース。
渡辺英司さんの教室「図鑑採集」がよかったです。
ついでに「こころの花」にも立ち寄り。

道中の湧き水がいい感じ。

締めは十日町名物のへきそばを。天ぷらそばうまかったー。
途中参加&ノートPC持参で迷惑かけちゃったけど、参加できてとっても感謝!楽しかったです。

QUICO展

桐島かれんさんが主宰するHouse of Lotusに行ってきました。

元麻布の閑静な住宅街にある緑のお庭。
高崎哲学堂(そういえば元レーモンド邸も麻布だ)みたいに昭和っていいなぁって思わせる建物。
そこに詰め込まれる拘りある可愛いものたち。

とっても気に入ったラグがあったのだけどとても手が出せなかったので、
ティーポットとおすすめの玉露と「手作りのある暮らし」を買った。
今度、神宮前にあるQUICOにも寄ってみよう。そして、来年こそはミシンを、買う!

*** QUICO at House of Lotus展 ***
会期:2009年9月19日(土)~10月19日(月)
会場:House of Lotus(東京都港区元麻布2-11-20)
URL:http://houseoflotus.jp/news/0909_01/

小林純子 個展 -からす村日記-

スペインから届いた絵に会いに、銀座のギャラリーアガペーへ。
画廊の壁一面に咲いた鮮やかなお花の絵。

今回譲ってもらったのは写真の絵。さっそくお家に飾ってます。
ママと待合せてお茶したり、つかの間の幸せ時間でした。

*** 小林純子個展 ”からす村日記” ***
会期:2009年10月27日(火)〜11月1日(日)
会場:ギャラリー・アガペー
場所:東京都中央区銀座4-2-1(銀座教会堂1F)

岡野富夫遺作展

同じ出身校の仲間たちが友に捧げた展覧会。
これだけ芸術家を輩出した高校も珍しいんじゃないかと思ったけど、
男同士って集まって酒飲んでるだけでいいんだ、という理屈でない時間のように、
ともに過ごした時を作品が語る、貴重な空間を体験できました。

故岡野富夫さんはじめ、画家、彫刻家、などジャンル問わず平出豊ら10名の芸術家が参加。
池田祐二さん作のMonsterのアニメ背景の原画にも大興奮。

*** 岡野富夫遺作展 ***
会期:2009年11月7日(土)〜11月8日(日)
会場:富岡市立美術博物館
場所:http://www.city.tomioka.lg.jp/facility/005/

新春展'10:虎

こちらも恒例、平出豊氏が指揮を務めるインスタレーション企画、新春展に出かけました。

毎年休日がどこになるかによって行けるかわからない心配があったけど、
今回は引っ越したので歩いて行ける近さがステキ。お抹茶をいただきながら、ゆっくり鑑賞。
メインの虎は何十枚もの麻で迫力ある仕上がりに。白と墨と瞳の金。竹の緑がよく似合う。
一昨年までの様子はこんな感じ。2008年の鼠2007年の猪

後日開催されたジャズドラマーの峰村恵子さんのコンサートにもお邪魔しました。女の人の打楽器ってかっこいい。
会場の皆さんとの会話も楽しかったです。

* * * NTTユーホール 新春展 * * *
会期:2010年1月4日(金)~12日(火)
   2010年1月9日14:00〜新春コンサート
場所:YOU HALL(NTT東日本 群馬支店)

絹の里・ 八幡塚古墳

慈眼寺で桜をみたあとは、金古町にある日本絹の里へ。工芸展に案内してもらいました。
特に面白かったのが常設展示。シルクの製造過程や綺麗な糸にも惹かれたけど、なかでも上州蚕糸業の商標に釘付け!
メインシンボルはなぜか鶴が多くて(あ、鶴の恩返しか)、変わったものはくじらとか狩りとかたんぽぽ。
カネボウシルクエレガンスは金箔押しで高級感。製品の生糸につけてたものなんだって。
こんなのがシンプルな糸の束に付いてたら、それだけでジャケ買いしてしまいそう・・と思うと、勉強になる。

こちらは明治初期の図案の一つ。
これのほかには浮世絵と英字が混ざってるものとか。自由だしやたら新鮮。
輸出のためローマ字に間違いがあるものも存在するとのことでよく見ると、KOUZUKEがKOTSUKEに・・・!今だったら即修正。

その後は、近くの八幡塚古墳をお散歩。

前方後円墳が復元されてるのですが、大きくてびっくり。
この保渡田には3つの古墳が存在していて、そのうちの一つが八幡塚、もう一つは以前講座を記事にした二子塚になるそうです。
今度は出土品が展示されているかみつけの里博物館、隣接の土屋文明記念文学館にも行ってみたいと思います。

こうやって地元の復習する、というか新しく学ぶことがすっごく楽しい。
Uターンして出かけるところに飽きるのではとちょっぴり思っていたのだけど、まったく尽きなそう。
逆に外に出ていたからこそ、こんなところがあったんだ!とどんどん魅力的になるくらい。
県内外の方問わず、少しでも伝えていけたら嬉しいです。

県立自然史博物館

富岡にある県立自然史博物館に連れてってもらいました。

常設展の地球の時代ブースは2階ぶちぬきでなかなかの迫力。恐竜の骨格再現や植物の化石など点数も多く見応えたっぷり。

博物館なので、撮影OKなのも嬉しい。

企画展の虫ウォッチングもすごい種類。秋にも第二弾の企画展をやるそうです。お子さんがいる方もぜひ。

館内を出ると真っ青の晴天!思わず、母と2人ソフトクリームを食べたりして。
芝生にも家族連れの姿がたくさん。ハッピーな休日だなぁ、とニンマリするのでした。

ルーシー・リー展

水族館後、有明で母と合流して、新国立美術館のルーシー・リー展を観に、六本木へ。

父にも母にも「とにかく観とけ」と言われるので、わくわくして行くと、
もうね、陶器の概念が一気に変わる作品ばかり。色が本当に綺麗なの。初めてピンクという色の魅力を感じました。
それから、模様も個性的。チャックをつけたり遊び心もあるんだけど、とてもセンスがよい。
ボタンコレクションも可愛かったです。
焼き物が大好きで、焼き物のことばかり考えていた素敵な女性。機会があればぜひ。現在(8月)は巡回で益子でやってるらしいですよ。

一服がてら、昨年までよく行ってた麻布十番のCAFE LIFEにも行ったよ。
店員さんに「母の日デートいいですねー」と言われてニンマリ。とても幸せな休日でした。

*** ルーシー・リー展 ***
会期:2010年4月28日(水)~6月21日(月)
会場:国立新美術館
URL:http://www.lucie-rie.jp/

チェコ・マリオネット展

9月中旬からは高崎市の市制110周年でチェコフェアが開催。なんと高崎市、チェコのプルゼニ市と姉妹都市なんです。
実際にプラハチェスキークロムロフに行ったくらいチェコが好きな私たち親子にはたまらないイベント。
コンサートも人形劇も予約済みで、わくわく目白押しな1ヵ月間。

というわけで、まずはシティギャラリーでマリオネット展。5年前と同じく母と観てまわりました。

デバドロアルファ劇団の人形57体。太っ腹に撮影OKです。
後の人形劇でも感じたことだけど、客が馴染めるように楽しめるように、すごくオープンにしているように思う。

今にも歌いだしそうなねずみたち。

裏側のロジックも楽しい。

作成写真。設計図もきちんと書いてるのね。

なんか企んでる役であろう猫。

予約してある人形劇の期待をさらに膨らませながら会場を後にしたのでした。

*** チェコ・マリオネット展 ***
会期:2010年9月11日(水)~9月20日(月)
会場:高崎シティギャラリー第3・4・5・6展示室
URL:http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/bunka/event/czfesta.htm

人形展のあとは、チェコ料理に舌鼓。
高崎ビューホテルのビストロカフェNOVAでコースをいただきました。

メニューは、チキンのくるみオイルサラダ仕立て・ザワークラウトとベーコンのスープ・グラーシュ牛肉を使ったチェコの伝統シチュウクネドリー添え・バニラアイスクリームを浮かせた温かいミックスベリーソース。
グラーシュがとろっとろで、すっごく美味しかったです。至福。

チェコ伝統工芸教室

続いてのチェコフェアは、市内の公民館で伝統工芸のワークショップに参加しました。
講師はヤロミィール・ホンゾゴヴァさん。チェコビーズを使ったワイヤークラフトを教えていただきました。
ペンチでクロスやツイストを作っていくのだけど、思いどおりに曲がらず結構難しい。

おかげさまで父、平出豊氏が講師を勤めたアルフォンス・ミュシャ展のワークショップ「ミュシャのアクセサリーを作ろう」のほうが定員オーバーだったので、ドキドキしながらこちらに参加。
かわいいピアスを手に入れたり、チェコ語の通訳さんとお話ができたり、よい体験でした。
できあがったものは「銅でアクセサリー教室」のときと変わらず不器用さたっぷりだったけど、やっぱり手作りは楽しい。
来年はミシンいじりと家具づくりがやりたい。去年も言ってた気がするけど、やりたいです。。

アルフォンス・ミュシャ展

いやー、激動の年度末。忙しさにかまけてすっかり1ヵ月半もブログ放置してしまいました。
でも飽きたわけでも他の媒体に気移りわけでもありません!マメじゃない私だけどブログ更新は好きなんです。
というわけで、勝手ながら突如再開。
昨年の記事が2ヵ月分ほど残ってますので、振り返りつつ更新します。
今までと変わらず週1〜2に1回更新(内容1,2ヵ月遅れ)を予定してますので、どうぞ気楽にお付き合いほど。

まずは、10月月末に行ったアルフォンス・ミュシャ展から。
ご存知チェコの画家さんです。

特徴のあるアール・ヌーヴォーとアウトライン。当時はそんな呼び名なかったのだろうけど、プロダクトありきの作品が多いのを見ていると、イラストレーターとかデザイナーといったほうが相応しい気がする。
タイポグラフィまで一体にデザインされていて古さを感じさせないバランス感。
当時もクッキー缶をジャケ買い、みたいなことがあったのかな。
美術館でないと観れない原画や油絵なんかもあり、豪華な展覧会でした。

同イベントで平出豊氏が講師を勤めた「ミューシャのアクセサリーを作ろう」のほうも満員御礼だったようです。行きたかった...!

*** アルフォンス・ミュシャ展 ***
会期:2010年9月18日(土)~2010年11月7日(日)
会場:高崎市美術館
URL:http://www.city.takasaki.gunma.jp/

関次俊雄展

続いて、同日。YOU HALLで開催されていた関次俊雄さんの作品を観ました。

関口さんの作品は、3年前関内のZAIMで観て以来。
襖や帳簿に書かれていた生活に関する文字たちで織られた大きな作品をはじめ、地図を元にしたものなど、
規則性のなかに自由に動くテクスチャたち。紡がれた彩りが楽しい空間でした。
youtubeでご本人のインタビューを発見。タイトルの由来もご覧になれます。

*** 関次俊雄展-アントニン・レイモンドとのコラボ ***
会期:2010年10月28日(木)~2010年11月2日(火)
会場:NTT東日本 群馬支店 YOU HALL
URL:http://www.youtube.com/watch?v=Jx5OKS6iKpk

ゴッホ展

引き続き11月。六本木の国立新美術館でゴッホ展を観ました。

大型の展覧会はまだ色がついてない初期の作品や影響を受けた作家との対比が観れるのも面白い。
一番関心を持ったのは、「マルメロ、レモン、梨、葡萄」の額を含めた配色とその手法。
有名な自画像やアルルの寝室の前には、たくさんの人がいました。

だけど、異国でこれだけ行列をなす作品でも、当時は認めてもらえないままだった。
本当に作品に魂をささぐ作家は、作品のみと対峙して、いつも孤独なのに。
時代に沿って売れるのは、華やかな人ばかり。
そんなことに疑問を覚えるのは、おかしいことなのだろうか。

いくら問いを投げかけても描き続けるしかない彼を思いながら、
「アイリス」の深い色に見とれた。

いつもどおり図録も購入。観に行けてよかったです。

*** 没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった ***
会期:2010 年10月1日(金)-12月20日(月)
会場:国立新美術館
URL:http://www.gogh-ten.jp/

熊田千佳慕展

引き続き12月中旬。高崎市美術館で熊田千佳慕展を観ました。
母に誘われたまま美術館に入ると、スモールライトでも使われたかのように色とりどりの大きな花や虫がいっぱい。
すごく楽しい!

図録に加え、「私は虫である」も自分のぶんと友達のプレゼントに購入。
大きい字で、千佳慕さんの言葉が連ねてあります。

ひたすら描いて描き続けた日本のプチファーブル。
「自然は美しいから美しいのではなく、愛するからこそ美しいのだ」
大人たちがみんなそう感じることができたら世界は変わるかしら。

*** プチファーブル熊田千佳慕展 ***
会期:2010 年11月14日(日)-12月26日(日)
会場:高崎市美術館
URL:http://www.asahi.com/kumadachikabo/

斎藤かほる展

続いて、ノイエス朝日で開催されている斉藤かほるさんの個展に行きました。
色んな形の七宝の上に踊るたくさんの顔色がたのしい。

会場のなかで、格子の中に一コマずつ描かれた茨木のり子の詩の前で止まってしまったのは、
20代の頃より、あきらかにその言葉がリアリティを増していることに気づいてしまったから。
「そもそもが ひよわな志にすぎなかった」
10年後にまたどんな風に感じるのだろうか。

黄緑のきれいなネックレスを購入。猫や花など女性らしいモチーフにも癒されました。

*** 斉藤かほる七宝の書画展―乙酉の抄 ***
会期:2010年12月4日(土)~20日(月) 会場:ノイエス朝日
URL:http://www.neues-asahi.jp/archives/date/2010/12

新春展'11:兎

ようやく年明けの記事です。
2010年に続き、恒例、平出豊氏が指揮を務めるインスタレーション企画、新春展。今年はウサギ。

9日には同企画の公演イベントで、
斉藤マコトさんのギターと松村智恵子さんのコンテンポラリーダンスのコラボがありました。
会場の空間を自由使って、音の波に合わせて白兎が飛び回る様が面白い。静けさに迫力を感じました。

* * * NTTユーホール 新春展 * * *
会期:2011年1月4日(火)~11日(火)
   2011年1月9日14:00〜新春コンサート
場所:YOU HALL(NTT東日本 群馬支店)

第18回ホーユー展

毎年恒例、NTT群馬のホーユー展は、後期の展示を観覧。
平出豊(彫刻)、みずむらやよいさん(染色)、木暮恵蘭さん(水墨画)。
ほかにも絵画、七宝焼、書、織、など27人の作家さんの作品が展示。
私自身は数年ぶりに観れたのですが、大変見応えがありました。

youtubeにもアップされてたのでご紹介。4分45〜55秒前後辺りで平出豊氏の新作がご覧になれます。

会場の方たちに声をかけてもらったり、FMG MONTHLY RECOを置いてくださっていたり、
ほっこり和やかな時間をいただきました。

* * * 第18回ホーユー展 * * *
会期:前期 2011年8月18日(木)~23日(火)
   後期 2011年8月25日(木)~30日(火)
場所:YOU HALL(高崎市高松町3番地/NTT東日本 群馬支店)

藍染めワークショップ

今夏に、2回に分けて、母に藍染めを教えてもらいました。

色が入らないようにする場合は、先に準備を。次に色が馴染むように地入れをします。
液につけて、数回洗い、脱水。日陰干しを繰り返し。

すっごく楽しかった!!こちらが完成したもの。

続いては、カラーバリエーションが自在な染色。

こちらは色を混ぜて作るので、そこが難易度が高く面白いところ。
サンプル色を作りながら、調合。
「粉」、そして「液」と「染めている最中」と「乾かしたもの」では、
それぞれ明度や彩度の変化があるので、
その辺りを様子見ながら調整していく過程などは
経験値も必要なのだなー、と感心しまくり。

そして、出来上がったのがこちら。
商品とは別に、何色か自分とお友達用に染めてもらいました。嬉しい。
何年も着てなかったタンクトップもいい色が出て、再利用中。

2色のグラデになっているので、色々なコーディネートができちゃう!
夏〜秋にかけて、活躍したよ。

また、やりたいです。

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あんちゃんおヒサ~ 夏休み8/6~8/21...
by ちえ
at 2009.07.20 15:00

>ちえ おお!帰国するのね。連絡あ...
by anzu
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この阿修羅展もルーブル展も気にな...
by kaolita
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>kaolita おお、実家になら図録ある...
by anzu
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私が香果くらいのときから眺めてた...
by kaolita
at 2009.07. 6 16:58

>kaolita そんな小さな頃から見てた...
by anzu
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これはまだ桜が咲く前??? 私が...
by kaolita
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>kaolita まだ咲いてないとき。3月末...
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ほんと楽しかった!ありがとね。 ...
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ごめんね、変なとこに食ついて。 ...
by kaolita
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>agata こちらこそ激忙しい中ありが...
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久しぶりに。 この方は存じ上げな...
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>井上くん おひさしブリーフ 同...
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2期のほうに行って来たよ。 香果が...
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かかちゃんの「ウサギ〜!!!」あ...
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いいねぇ・・・上野だったら行ける...
by Kaolita
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結構混んでてうざかった笑 でもひ...
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今日行こうと思ったら休館日だった...
by kaolita
at 2008.07.14 8:14

向かいのあらまちパーク止めると駐...
by anzu
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以前ウフィッツィ美術館で、 受胎...
by kaolita
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>kaolita 締めがあんまり大人で誰か...
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大好きな画家の一人、ボッティチェ...
by kaolita
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おぉ、旧Adobeパッケージの人だね!...
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楽しみにしてます。 うちの子幼稚...
by kaolita
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ごめんそうだった、迷ってたの保育...
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うわーやはり気が合う。 これ超見...
by agata
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東山魁夷の絵、大好きです!! 5/18...
by のぶあき
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>agata いやーん、ラブ。ぜひトリッ...
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俺の知らない”貴兄”の 一端を...
by 西川・西・
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>西川さん はじめまして、娘です...
by anzu
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