quip Designは、CMSを得意としています。
そのなかでも今回は、特に好評をいただいているDrupalについて説明します。
それでは解説していきます。
1. そもそもCMSって何?
通常Webサイト(ホームページ)は、HTMLやCSSといった専門言語を用いて表示されています。
その専門用語を知らなくても、Webサイトのコンテンツを構築して運用管理できるシステムのことをCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼びます。
CMSはそのままだと
見た目がBlogのように均一になページになりますが、カスタマイズをすることで、Blogを更新するように管理画面に情報を入力するだけで、自動的にコンテンツが生成されトップページなどに更新される仕組みがつくれます。
今やCMSはユーザーに最新情報やより細かい情報を提供するために、欠かせないツールとなっています。
2. CMSの種類は?
CMSは全世界で数百種類ほどあると言われています。
知名度が高いものには、Wordpress、WiX、STUDIO、JIMDOなど、いずれかは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
CMSの世界シェア(2019年7月時点)は以下のとおりです。
WordPress1位34.1% Joomla2位2.8% 3位Drupal1.8% Shopify5位1.6% Wix6位1.1%
参照:W3Techs Historical trends in the usage statistics of content manage ment systems, July 2020
3. quip Designが選ぶCMSの種類
CMSのノウハウと実績を9年前から蓄積してきたquip Designでは、主に以下の3ついずれかをカスタマイズして提供しています。
選ぶ理由は、第1にセキュリティ、第2にカスタマイズの柔軟性さです。
4. Drupalって?
このうち特に弊社がおすすめしているのはDrupalです。
国内では馴染みがありませんが、世界ではスタンダードのCMSで高セキュリティを前提に開発されていてデザインの再現性と拡張性に優れています。
4.1. カスタマイズについて
まず、クラウド型のWiX、STUDIO、JIMDOなどはカスタマイズがほとんどできません。
オープンソース型のWordpressもカスタマイズはできますが、Drupalはさらにデザインの再現性も高く、拡張性が高いためお客様の使い勝手に合わせてカテゴリ設置や自由なサイト構築など高度なフルカスタマイズを提供することが可能です。
具体的には、
> 具体的にどのようにコンテンツが管理できるのか?
が参考になると思います。
4.2. セキュリティについて
CMSを入れると、便利になるかわりにアタッカーに狙われるリスクも少なからず生じます。
ここ2〜3年ほどで被害が急激に増えました。
そのなかで、Drupalは、セキュリティレベルが高いNASAやホワイトハウスをはじめとした機関が導入するほど高セキュリティを前提に開発されています。
4.3. 被害について
具体的な実被害は、深刻度合いにもよりますが、
・サイトが乗っ取られる
・ソースが改変される
・見た目上わからないが特定のプログラムが仕込まれ
Google等の検索からスパムとみなされ除外されたり順位が下がる
それにより
・ECの売り上げ、問合せ、PVへの影響
・被害回復までユーザーへの信頼面が大きく損なわれる
といった実被害が出ています。
実際にJoomla!、WordPress、DrupalなどのCMSを導入したサイトが数万〜百万単位で被害にあっています。
4.4. 保守について
そこで必要なのがアップデートの必要性です。
今あたりまえのように使っているパソコンやWebサイトの技術はここ20〜30年の技術で、日進月歩で進化しています。
新しい技術が開発されると、セキュリティホール=脆弱性ができます。
WindowsやMacなどのOS、ChromeやEdgeなどのブラウザ、スマホも常にアップデートがきていると思いますが、このアップデートを怠ってているとウィルスを仕込まれたり、個人情報を盗まれたり、遠隔操作されたり悪さをされても仕方のない環境をつくってしまいます。
Drupalには毎月パッチアップデートが公開されているため、確実に対応していれば安心です。
それ以外に、マイナーアップデート&セキュリティー&バグ対応アップデート、大きなバージョンアップデートもあります。
4.5.開発について
国内では、導入に専門知識が必要で開発コストが高く手軽には導入できないためDrupalを扱える制作会社は少なく、これまでもquip Designの高度なカスタマイズは好評を得てきました。
5. Drupalメリット・デメリットまとめ
5.1. Drupalメリット
・NASAやホワイトハウスが導入するほどセキュリティが高い
・アップデートが頻繁に出ているため安心
・デザインの再現性が高い
・拡張性が高くNewsだけでなくオリジナルの更新ページが作れる
5.2. Drupalデメリット
・素人が手軽に導入できない
・開発コストが高い
いかがでしたでしょうか?
いまやたくさんのサイトで使われているCMSですが、サイトやサービスの内容・規模・開発用件によって、セキュリティや拡張性などを予め把握したうえで選ばないと後々に思わぬコストが発生してしまいますので慎重に選ぶことをおすすめします。
弊社ではDrupalはもちろんWordpressなど様々なCMSの実績・ノウハウがありますので、
・運用方法がわからない。無駄を減らしたい
・社内リソースを使った運用を考えている
・試行錯誤しているうちに収集がつかなくなった
などのお悩みがあれば、気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人
quip Design
プログラマー
平出 修二
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